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2005/06/01

Windows XPの逆襲

5/28,29の週末は自宅PCの環境整備。妻が仕事用PCを購入した関係で僕が持ち歩いているPCをいれると一家で一人1台体制になった。一番古い、次男(6才)用(となっているが、実際は僕が一番使っていて、様々な増設がされていて家庭内のメインマシンとなっているPC)がWindows ME(なぜ、かというと、子供たちのお気に入りのソフトであるズンビーニがなぜかXP環境で動かず、OSのバージョンアップが図れなかった。これが今回XPでもうごくバージョンが新発売ということでMEからの脱却が可能になった)だったのをこのついでにXPにバージョンアップしたのだ。しかし、これがとんでもないわなだったのだ。

1. 起動しないXP
MEの所有者はXPにバージョンアップできる廉価なバージョンを購入できる(実はこれにも疑問を感じた。MEがインストールされたPCでバージョンアップしようとすると。「windows 2000がないからバージョンアップできない。もってるならMEのインストールディスクを入れろ」とか言われるのだ。これじゃあ、MEのCDを持っていれば無限回バージョンアップできるのでは?それともMEのCDを突っ込んだときに、シリアル番号を読み取っておき、XPインストール後の認証で、すでにバージョンアップに使われたMEからのバージョンアップは「はねる」仕組みにでもなっているのだろうか?)。これでバージョンアップしたら、なんと全然起動しない。悪戦苦闘の末、実につまらない原因であることが分かったのだ。僕の場合、 IDEのHDを2台、マスターとスレーブとしてPCに接続してあった。諸般の理由により、MEはスレーブ接続のHDにインストールされており、マスター側はデータ用のHDであった。BIOSで設定を変更し、スレーブ接続のHDからの起動にしてあった。が、XPのバージョンアップCDはなぜかブートローダーをマスター接続のHDにインストールするのだ。これでは起動しない。結局、BIOS設定のを直してマスター接続のHD(XPはインストールされてない)から起動することで事なきを得た。
なんで、こんな変なバージョンアップをするのだろうか?こんな変なことされたら普通は気づかない。理由はいろいろ考えられる。

  1. マスター接続のHDはかつてwindows 95とLinuxのデュアルブートのPCであり、その内容はそのままだった。バージョンアップCDからみるとマスターにもwindows環境があるように見えたかも(しかし、windows 95はバージョンアップ対象ではないのだが)
  2. Windowsは通常、HDの先頭パーティションにインストールしないと起動しない。僕の場合はスレーブ接続HDの先頭にはME、マスター接続のHDの先頭には95という奇妙なデータ構造であった。これをliloというLinux環境用のブートローダーで切り替えて起動するという複雑なことをしていたのである。しかも、スレーブ接続HDの後ろ半分にはBE-OSがインストールしてある。通常、バージョンアップCDは複数OSがインストールされた環境は保証外だとのことである。

いずれにせよ、この問題のため5/28は徹夜となった。僕はLinux使いなのでWindowsはあまり詳しくないのだ。Windowsおそるべし。

2.ウィルス感染

XPへのバージョンアップ成功後、シマンテックのアンティウィルスを起動するとW32.Netsky@mm  というウィルスが”A1217637.CPY  < D:\_RESTORE\ARCHIVE\FS925.CAB”というファイルに感染していることが判明。あわてて 駆除ツールを使って駆除する羽目に。定期的にアンティウィルスでチェック(全システムをスキャン)していたし、このPCがアンティウィルスで守られていなかったのはバージョンアップ中のごく短い時間。勿論、家庭内の全PCはインターネットとはファイアウォール(具体的にはルーター)で遮断されている。アンティウィルスインストール前にやったことと言えば、テストでインターネットに接続することと、テストで妻のIDでメールを受信したくらいか?たったこれだけで感染したのか?幸い、上記ファイルはアーカイブであり、ウィルスの活動は無かったようで、他のPCには感染していなかった。ウィルスおそるべし

というわけで散々な週末だった。

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