Nature 記事:動物分類
Nature 4/28号に動物分類は新説が正しいという記事が掲載されている。昔の左右対称な動物の分類は体腔の有無や形状に注目して成されていたが、今は脱皮するかどうかとかで分類される方が新しい。線虫なんかは見た目はウジ虫みたいだが、脱皮するので昆虫の仲間になる。前者は形態による分類、後者は遺伝子の系統推定にサポートされた分類である。後者は1990年代に登場したが、1990年も終わりになって、ゲノムプロジェクトがいろいろな種で完遂されるようになると、またまた古い考えが正しいという説がサポートされて混乱していた。線虫が脱皮するから昆虫の仲間と言われても違和感があるが、今回の研究でいろいろな種から網羅的に遺伝子の断片を集めれば、新説がやっぱり正しいということがサポートされると解ったようだ。残念ながら原論文は僕にはアクセスできないのでこれ以上細かいことは不明である。
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