赤本と著作権
アカデミックなことは何も書くことが無いのでくだらないけど、こんなことでも書いておこう。
数日前、赤本(いわゆる大学別の過去問集)の出版社から「あなたの文章を使いたい。ついてはしかじかの額なので許可してくれ」という手紙が来たのでサインして判子を押して送り返した。そのとき、非常に疑問に思ったことがある。使われた文章は10年くらい前に書いた本の一節である。なんでこんな古い本がいまさら、試験問題なんかに使われたのか。こんな許諾要請は来たことが無い。10年間、誰も入試問題に使わなかったのに、今回初めて使われたのだろうか?それもあまりにも奇異な気がする。
と思っていたら、こんな記事が(このリンクは数日で消えるだろう)。要するに赤本が「勝手に文章を使っている」とやり玉にあげられているのだ。よく知らないが入試問題の場合は勝手に使っていいようだ(実際、事前に「あなたの文章を使います」とは言えないから許諾の取りようは無い)。しかし、それを転載する赤本はそうは行かないのだろう。いろいろ世の中世知辛くなったものだな(ちなみに僕が貰う額は2000円以下です)。やり玉にあげている人たちはいくら貰えるんだろう?さぞかし高額なんだろうなあ。
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